第2号
みなさん、こんばんは。
増上寺から、少し走り、東京タワーに着いた。
東京タワーの足元に、イヌの像があった。
カラフト犬だ。南極で活躍した犬たちだ。
少し調べてみたが、なぜこの犬たちの像が
ここ東京タワーにあるのか良くわからなかった。
タワー完成と同じ頃のできごとではあるが。
★稚内市役所のHP★に詳しく書かれている。
やむなく南極に残された15匹の犬。
翌年次の観測隊が訪れる。
奇跡的に生きていた2匹の犬。
タロとジロだ。
何を食べて生き延びたのだろうか?
13頭は死んでしまった。
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カラフト犬の記念像
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この15頭の犬たちは、南極第1次越冬隊として
南極で働いた犬たちである。やむなく南極に残されてきた。
像は愛犬家の岩田千虎さんが作られたそうだ。
時期は1次越冬隊が帰国した後なので、タロ、ジロの
生存の話はこのあとのことである。
除幕式で挨拶をされた隊員の菊池さんは、 お別れに
一頭づつ名前を呼び始めた.......
13頭までいったところで、あと2頭の名前が思い出せなくなって
絶句したそうだ。
約1年の間、タロ、ジロは何を食べていたのか?
参考にした本の著者の北村さんが推測している。
夏の間は、ペンギンを食べていた。
ペンギンがいなくなる冬は、アザラシの糞を食べていた。
そして、不思議な事に隊員が犬のために残していった
食料は手付かずだったそうだ。
犬たちにとって、この食料は人間のものであり、
隊員からじかに与えられたときに食べるものであったのだろう
たとえ餓死しても、主人のものには手をつけなかったのではないだろうか。
タロ、ジロだけが生存していた事について、北村さんは書いている。
タロ、ジロは犬たちの中では一番若く、物心ついたときは
もう南極にいた。そういったことも、この2頭だけが
生き残ることができた事に関係あるのかもしれない、-----つづく
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カラフト犬記念像
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参考:南極第1次越冬隊とカラフト犬、北村泰一、教育社
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